Wang Guangyi

王広義 | 中国 | 「Montblanc」 | 2006年 | 158 cm×134 cm | キャンバスに油彩

王広義

中国人の画家であり彫刻家である王広義(1957年生まれ)は、中国のいわゆる政治的ポップアートの流れを代表する人物であると考えられています。彼はその大判の絵画と印刷グラフィックで、文化大革命時代における共産主義のプロパガンダ芸術のモチーフと美学を用い、それらにアメリカンポップアートの表現法を組み合わせました。西洋の消費財のブランド名とロゴを挿入することにより、北京在住のこのアーティストは、共産主義と資本主義の衝突を生み出しています。王広義が1990年代から制作している「Great Criticism」と題された一連の作品では、モンブラン、ルイ・ヴィトン、シャネル、コカ・コーラのロゴや署名の下に中国の無産階級の人々や武装した革命家たちの姿が描かれています。1984年に中国美術学院を卒業した王広義は、このようにして対極にある社会構造の価値体系に疑問を投げかけ、中国の世界市場への開放がもたらす結末に批判的な光を当てているのです。