作家シリーズ ジェイン・オースティン リミテッドエディション 8 万年筆

文学史において、英国人作家のジェイン・オースティンほど台詞を巧みに操り、エレガントかつ皮肉たっぷりに、そして鋭く登場人物に命を吹き込める作家はいません。モンブランは、作家シリーズ ジェイン・オースティンを製作することにより、英国文学で最も有名な作家の一人であるジェイン・オースティンを称えます。 このエディションは筆記具を愛する人々を英国の摂政時代へと連れ出します。当時、地方にある高貴な邸宅では社交関係を培い、結婚を決める縁組を目的にした盛大なパーティーが開かれていました。こうしたパーティーは田園地帯の生活の中で間違いなく、最も心躍るものでした。 『高慢と偏見』第3章でジェイン・オースティンが綴った言葉「To be fond of dancing was a certain step towards falling in love（ダンスが好きということは、恋に落ちる確実な一歩）」が、キャップリングに刻印されています。華やかな夜にオマージュを捧げ、パーティードレスのレース装飾をイメージした繊細な網目模様がキャップとボディにあしらわれています。レース模様の中に組み込まれた精緻なフェザーパターンは、オースティンが姪のルイーザに贈った装飾入りの針ケースに着想を得て、ダイヤモンドのセッティングとターコイズとイエローサファイアによる手作業の象嵌で再現されています。Au 750シグニチャーソリッドゴールド製の尻軸には、上流階級のパーティーを思わせるもうひとつの仕掛けとして、コンテンポラリーカントリーダンスの指示書を再現した曲線のエングレービングはと、ターコイズのカボションがあしらわれています。 オースティンの作風は人気を博し、初版はたちまち完売となりました。けれど、家族を除いては誰も彼女が著者だとは知りませんでした。 小説とは異なり、友人や家族に送ったとされる3000通以上もの手書きの手紙には、彼女の手紙であることを示す自身の印が使用されていました。これに敬意を表し、筆記具はジェイン・オースティンが使っていたであろうシーリングスタンプをイメージしています。Au 750シグニチャーソリッドゴールド製のキャップトップには、ブルーラッカーの象嵌にマザー・オブ・パールのモンブランのエンブレムと、「by Jane Austen」の文字があしらわれています。 キャップトップリングには、ベネット家の5人姉妹の名が刻印され、菱形のルビーがセットされています。シグニチャーゴールド仕上げのクリップは、そのキャップと同様にユニークです。編み上げたコードにドローストリングクロージャーが付いたような形は、上流階級の女性たちがパウダーや鏡、必需品のポケットハンカチーフを持ち運んでいたバッグ（レティキュール）を思わせます。 ジェイン・オースティンが所有していたペンダントにちなみ、クリップにはアンティーク調のレクタングルローズカットを施したシトリンが飾られています。 ジェイン・オースティンの優美な容姿を映したシルエットは、手作業によるバイカラーのAu 750ソリッドゴールド製ペン先でその姿を永遠のものにしています。また首軸には、この作家のシグニチャーがエングレービングされています。ソリッドゴールド製のリングを彩る半透明のターコイズラッカーは、オースティンのお気に入りであったジュエリーの色にちなんでいます。わずか8本の限定製造となるリミテッドエディションは、巧妙なウィット、鋭い観察力、聡敏な知性を発揮することで世界中の人々の共感を呼び、インスピレーションを与え続けている優れた作家に敬意を表しています。

Ident No. MB130685