この作家シリーズは、ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテの人生をたどり、文学的功績だけでなく、学者、劇作家、哲学者、植物学者、政治家としての彼の影響力を称えます。 本コレクションの全体的なフォルムは、ゲーテの仕事の主要な分野を称えてデザインされており、各筆記具は、彼の人生の異なる時期を意味するデザインディテールが特徴です。
リミテッド エディションは、ゲーテの世界文学への貢献を称えています。質感のあるキャップと胴軸は、彼の小説『若きウェルテルの悩み』で描写されているマーブル(大理石)を模しています。このマーブルは、胴軸のリングと尻軸の繊細な彫刻にもインスピレーションを与えています。淡いブルーのカラーは、特別な敬意を込めて、ドイツ・ワイマールにあるゲーテの住居「ゲーテハウス」の壁のカラーを反映しています。
政治家としての年月の中で、ゲーテは、ワイマールの文化的・知的な環境に影響を与えました。リミテッド エディション 1808 の模様は、この期間を反映しています。胴軸は、ワイマール宮廷への特別な貢献が認められてゲーテが受章した「ヴィジランス勲章」にインスパイアされており、キャップトップと尻軸リングの複雑なディテールは、彼の宮廷服からインスピレーションを得ています。
ゲーテはイタリアを訪れ、希少で美しいものを集める喜びを再認識しました。その感情がリミテッド エディション 88 に込められています。胴軸の模様は、ゲーテ自身のコレクションキャビネットにインスパイアされており、ワイマールのゲーテハウスに展示されているルドヴィシのユーノーの胸像を模した、金の鋳造の胸像が特徴です。このリミテッド エディションの88点という限定数は、ゲーテがイタリアの冒険から戻ってきた1788年に着想をえています。
リミテッド エディション 8 は、ゲーテの科学における偉業に捧げられています。ペン先は、光学理論を説明するために彼が作成したカード一組を表現した手彫りの螺旋(らせん)が特徴です。扇の形の象嵌が様々なカラーと素材で胴軸を装飾しており、ゲーテの『色彩論』を想起させます。ガラスのプリズムを用いた彼の実験に見られるカラーにインスパイアされたラッカーの象嵌を施したバンドが尻軸を取り囲んでいます。
ゲーテの時代を超えた作品と幅広い関心は、ドイツの枠を超えた永遠の名声を彼にもたらし、世界で最も重要な作家兼思想家という地位を確固たるものにしました。現在、彼の個人コレクションの遺品が、ドイツのワイマールにある彼の住居「ゲーテハウス」で展示されており、本コレクションの数多くのデザインディテールにインスピレーションを与えました。
このエディションの発表に伴い、モンブランは、ドイツ最大の文化機関のひとつである、公益法人ワイマール古典財団(Klassik Stiftung Weimar)をサポートします。